蛇にかまれた時の応急手当て

reaf 蛇にかまれた時/応急手当の方法

わが国ではマムシとハブが主な毒蛇ですが、アメリカなどを旅行中にガラガラヘビにかまれる人もいます。最近ヤマカガシも毒蛇であることがわかりました。爬虫類の行動は敏速ではないので、かまれたらその蛇をよく見て下さい。毒蛇は頭が三角形で首が細く、かんだあとに2つのキバのあとがあります。毒蛇でないのならばあわてる必要はありません。

処置法

@毒蛇に噛まれた人がいたらまず安静に寝かせて下さい。動くと血液の循環がよくなり毒素のまわりが速くなります。

A傷口をよく流水で洗い流し、消毒をしたのち駆血帯を巻きます。駆血帯はあまり強くしめてはいけません。止血の目的ではないので浅い静脈から心臓に血液が戻らない程度でよいのです。駆血帯より下の部分では脈を触れるようにします。

B駆血帯を巻いたら傷口に直接口を当てて毒素を吸い出します。強く吸い出し、吸い出したらすばやく吐き出します。以上の処置を数回繰り返して下さい。毒素を吸い出した人はよくうがいをしてください。

C傷の処置が終わったら担架などにのせて安静状態のまま一刻も早く医師の手当てを受けて下さい。手当てが遅れると毒素が全身に回りショック状態に陥る事があります。

無毒ヘビにかまれた場合

無毒ヘビにかまれた場合には消毒が主な処置となります。セッケンと流水で傷口をよく洗い、オキシフルなどの消毒液で消毒した後、ガーゼなどの清潔な布でおおいます。

動物の噛み傷はいろいろな感染症の原因となりますから処置が終わったら早めに医師の診察を受けて下さい。消毒液を傷口の奥まで流し込むようにして消毒して下さい。

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